
香りに触れるようになってから、
もう、20年以上の時が経ちました。
その間に、ずいぶん珍しい香りに
出会うことができて、手に入るものは、
なるべく手元に置くようにしてきました。
気がついたら、ローズオイルの種類が片手の指の数だけでは…?
それ以上になっているかもしれません。
ブルガリアローズ、モロッコローズ、ムスクローズ、ティーローズ、
ブルボンローズ、アルメニアで取れたローズオイル(?)などです。
一番のお気に入りはティーローズです。
この香りはNYに住む義理の姉が使っていた香りで、
カルチャーショックを受けたほど、私がハマった香りになりました。
いまだに一番のお気に入りです。
その香水は、小さな瓶にオイル状になって入っていて、
とても珍しかったのですが、いまでは手に入りません…。
その代わり、今度はイランからティーローズが入るようになって、
私の思い出を繋いでくれています。
と言われたこともあるのですが、
好きなんだから いいじゃない!!…ですよね。
先日イタリアから、“ムスクローズ”という名のオイルが手に入りました。

トップノートにフッとムスクを思わせる、
動物的な香りを感じます。
ミドルノートになって
さわやかなローズのさっぱりとした甘さが出て、
これも好きな香りの一つです。
今年の1月にアフリカから来た青年が、
「アフリカで栽培をしているジャスミンのオイルです」
と言って、売りに来たですが、この香りが!!!素晴らしい!
またまた、私の好みだったので、
「たくさんある?」
と聞きましたら、
「オイルの品質がわからないから追い返しちゃった、だから、もう、来ないでしょ」
と…。
何でそんなことをしたのよ!といまだにくすぶる私です。
わずかなサンプルが宝物になりました。
普通にあるジャスミンよりもっと親しみやすい、柔らかな香りでした。
結局はどの香りも個性があって、
どれもこれも、いいなぁ〜
と好きなのですが、まだまだ 世界中に知らない香りが…
フランスのローズゼラニュウムも、感動的でした。
きりがないのでこの辺で…。