荒っぽい聞香です
でも、みなさん、そのわりに真剣なんです。
香りが出てないとか、この香りは違うとか、いや、それだよとか
喧々諤々しながら、沈香をけずっては、香を楽しむ
松栄堂さんの、こづつ という携帯用の
電気香炉を便利に使っていますけれど
香りがはっきりしない時は、こうやって、
強い熱でワイワイ、邪道にお試しです。
これが好きで、好きで、気取らず、
香道の素養がなくてもマッ、いいかの世界です。
そうこうしているうちに、いろいろな香木を、
削っては載せて、また、削っては載せて
とうとう、離れられなくなる時間となるのです。
、四月の花冷えでのストーブは
伽羅・真南蛮・佐曽羅・という、言葉が飛び交う中、
でも、沈香を香りを小さなたき火のように楽しむ
のですが、
この香りに何か郷愁を感じ、心を落ち着かせ
そして、体の芯に向かって届いて行く力を
感じるのです。真の力を与えてくれるようです。
だんだん香木が無くなってきているという話です、
不老長寿、希少価値、投資の対象そして、
産地国では警察犬が訓練されていて、
出さない努力がされていると聞きます。
アラジンのストーブの上で焚かれている、
沈香の香りはちゃんと私に焚きしめられました。
貴重な沈香の焚きしめを有り難うございました。